鰊=にしん。魚へんに柬(かん)と書いて鰊(にしん)と呼びます。今回は、身欠きにしんと茄子の煮物を作ってみたのでブログに書き記してみました。
我が家では大晦日の昼ごはんは、毎年決まってにしんそばを食べています。にしんのコッテリとした味が、シンプルな和そばによくマッチしますね。にしんを食べるのは1年間でその1回くらいですね、後はほとんどお目にかからないです。
先日、たまたまスーパーでにしんの乾燥したものを見かけたので、「そういえば昔、祖母がにしんと茄子を炊いていたな~。」と思い出しました。そこで一つ挑戦してみる事になりました。
目次
にしんとはどんな魚?食べ方は?
鰊(にしん)とは、ニシン目ニシン科の海水魚で、北海道が主な産地になっています。旬は産卵前の十分に栄養を蓄えている秋が良いとされています。
にしんの子供が、正月料理には欠かせない数の子になります、コリコリとした食感が何とも言えないですね。ところが、国産の数の子なんて滅多にお目にかかれませんね。年々にしんの漁獲量が減ってきているため、にしんの加工品のほとんどが外国産で補われています。
にしんの鮮魚は関西方面では皆無といって良いですね。その代わりににしんを乾燥させたものが出回るようになりました。いわゆる身欠きにしんです。身欠きにしんにも2種類があり、ソフトタイプと普通のタイプに分かれています。
ソフトタイプの身欠きにしんは一夜干しをしたものに対し、普通のタイプの身欠きにしんは、何日にも渡って天日干しされて作られています。
身欠きにしんと茄子の煮物の材料
今回は普通のタイプの身欠きにしんを使うので、米のとぎ汁が必要になります。
材料
- 身欠きにしん
- 茄子
- 米のとぎ汁
- ほうじ茶
調味料
- 醤油 大4
- 料理酒 大4
- みりん 大2
- 砂糖 大2
身欠きにしんと茄子の煮物の作り方① にしんの戻し方
素人のオヤジ料理という事で、今回はにしんの掃除などは行わずに簡単に調理しました、あまり細かい作業をすると手間がかかりますからね(笑)。
最初に、にしんをパッドに入れて、米のとぎ汁を被るくらいまで入れて、サランラップをして1晩置いておきます。
こんな感じで戻りました、にしんが少しだけ大きくなったような気がしますね。
流水で綺麗に洗い流します。この時、にしんのカマの部分だけ取り除きました。
圧力鍋ににしんを敷き詰めます。今回は7切分なので、松居一代さんのマジッククッキングではなく、ティファールの4.5Lを使いました。
ここでほうじ茶を投入します。ほうじ茶を入れる事によって、にしんの臭みが取れるという事です。
にしんが被るくらいに水を注いで15分加圧しましたが、部屋中が異様な匂いで包まれました(笑)。
少し圧を掛け過ぎました、にしんが崩れそうです(笑)。加圧は10分くらいが良いかもしれないですね。
流水で洗い流し、慎重に汚れ等を取り除きます。
身欠きにしんと茄子の煮物の作り方② 茄子と炊き合わせる
茄子は縦半分に割って、格子状に切り込みを入れておきます。本当はもう少し細かく切れ目を入れたかったのですが、大雑把になってしまいました(笑)。
にしんも食べやすい大きさに切りました。
底が浅いフライパンに調味料と水を注いで、にしんと茄子を入れていきます。
茄子がしんなりして水分が無くなれば身欠きにしんと茄子の煮物の完成です。
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にしんと茄子の炊き合わせレシピまとめと感想
今回、初めて身欠きにしんを調理しましたが、やはり手間がかかりますね。米のとぎ汁に1晩付けて戻して、更に圧力鍋で下茹でし、最後に茄子と合わせて炊き込むので、3度手間ですね。
味の方は圧を掛け過ぎたせいか、にしんがややポソっとしてしまいました。10分弱の加圧で良いかもしれません。それと茄子には味が無いので、味付けは濃いめにした方が良いと思います。醤油大さじ4~5杯でも良かった気がしますね。
1晩で全部食べきれないので、余ったにしんは蕎麦の中に入れて、にしんそばとして食べましたが、蕎麦に入れて食べる場合は、にしんを更に濃く味付けした方が良いみたいですね。