今回は、圧力鍋で玄米を炊く方法 を紹介します。
圧力鍋で玄米を炊くと、モチモチ感が出て美味しいとの評判ですが、果たして電気炊飯器と比べても美味しく炊けるのでしょうか?
普通、玄米を炊く時は、前日の夜から水に浸けておきますが、圧力釜で調理すると浸水時間や加圧時間、水分量が難しいと思います。
また、玄米にはアブシジン酸という、人体に悪影響を及ぼす植物ホルモンが含まれています。こちらの対策も考えなければなりません。そういったところを確認しながら玄米を炊いていきたいと思います。
玄米とは? 白米と違うの?
私たちは普段、お米の白米を主食にしていますが、そもそも玄米とはどういった状態のお米なんでしょうか?
稲の果実(籾)から籾殻(もみがら)を除いた状態の精白されていない米。
籾殻を取り除いた玄米は、糠層(果皮・種皮・糊粉層)と胚芽と胚乳(白米)で構成されています。
玄米と白米の違いやカロリーは?
玄米は体に良いとされてきましたが、カロリーや栄養価、白米との違いはあるのでしょうか?そこで違いがはっきり分かる物だけ表にまとめてみました。
栄養素 | 玄米 | 白米 |
---|---|---|
カロリー | 356Kcal | 350Kcal |
たんぱく質 | 7.4g | 5.7g |
脂質 | 2.3g | 0.8g |
繊維 | 1.0g | 0.3g |
カルシウム | 10mg | 6mg |
ビタミンB1 | 0.36mg | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.1mg | 0.03mg |
カロリー的には、ほぼ変わりませんが、たんぱく質や繊維カルシウム・ビタミンとすべ玄米の方が豊富に含まれています。脂質が少し高いですね、これは栄養価的にどうなんでしょうか?
ティファールの圧力鍋で玄米を炊いてみる
我が家にある、ティファールの圧力鍋(4.5L)で玄米を炊いていきます。
玄米の浸水時間
玄米はいきなり炊くのではなく、前もって浸水させておかないといけないという事です。何故かと言うと、玄米は浸水させてやらないと、アブシジン酸が発生します。
アブシジン酸とは、植物ホルモンで発芽抑制因子として植物の発芽を調整する働きをしています。このアブシジン酸は、人間のミトコンドリア細胞に悪影響を及ぼします。そんなものが玄米に含まれているなんて・・・、知りませんでしたね(笑)。
しかしこのアブシジン酸は、発芽モードにしてやる事で除去できます。要するに、水に浸水させて発芽させてやる事ですね。夏場なら12~24時間。冬場なら24~36時間浸水させることがベストと言われています。
そんなに待てないよという人は、30℃~40℃くらいのぬるま湯に玄米を浸けてやれば早く発芽します。という訳なのですが、前日に浸水させておくの忘れたので、朝早く8時頃に急いで浸水させました(笑)。
昼の11時過ぎごろに浸水終了、浸水時間は約3時間とかなり短くなりました。
玄米2カップ(2合)に対して、水が1.2倍の分量です。ここでポイントとして、塩を一つまみ入れてやります。
圧力鍋の蓋をセットして、約22分加圧しました。ここは圧力鍋の状態にもよりますが、22~25分の間で調節すれば良いですね。
22分経ったらガスの火を止めて、そのまま圧が下がるまで放置します。炊き終わりを蓋を開けてみましたが、やや固そうですね。
軽く混ぜ合わせて、再び蓋をしてしばらく置いておきました。
圧力鍋で炊いた玄米ご飯の完成です。
胚芽の所がポチッと出っ張って可愛らしいですね。
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圧力鍋で玄米を炊く方法まとめと感想
今回のおさらいをしておきます
- アブシジン酸対策として浸水時間は夏12~24時間。冬24~36時間。
- 玄米と水は1対1.2。
- 塩を少し入れる。
- 加圧時間は22~25分間.comで購入したドメインを
こんな感じで圧力鍋で玄米を炊いていけば良いですね。
食べてみた感想ですが、外側はやや硬めでしたが、内側の白米の部分は炊飯器で炊いた時とは違いモチモチ感がありました。
炊飯器で炊くと、どうしてもベチャベチャ感がありますが、圧力鍋で炊いた玄米はスッキリサラッと感がありました、とても美味しく食べれました。