いつもの様にスーパーで買い物をしていると、珍しく水ナスが置いてありました。「こんな真冬に水ナス?どういう事?」と思いましたが、とりあえず購入することにしました。
家に帰りどう調理しようかと考えました。夏なら水ナスのぬか漬けにして食べるのですが、さすがに真冬に食べる気がしないで、昼飯用に麻婆ナスを作る事にしました。それをご飯の上にかけて 麻婆ナス丼 にすることに。
豚のひき肉から油が出てくるので、ナスを炒める時にも油を使わなくて済む、ヘルシーなダイエットメニューにもなります。
麻婆ナスと言えば普通のナスを使います。今回は水ナスを使ったレシピですが、水ナスと普通のナスはどこが違うのでしょうか?
水ナスとナスの違いと栄養について
ナスはナス科ナス属の植物です。原産地はインド。中国を経由して日本へ持ち込まれたとされています。スーパーで出回っているナスの種類としては
- 長ナス
- 中長ナス
- 米ナス
- 小丸ナス
- 水ナス
こんなところがポピュラーなナスでしょうか。
ナスの栄養価
ナスは約94%が水分で、その他は糖分です。低カロリー・低タンパクであまり栄養価は高くありません。比較的食物繊維を多く含みます。と言う事は、ダイエットに持って来いの食材ですね。
ナスにはナスニンというポリフェノールの一種が含まれているほか、アルカロイドという発がん性物質を抑制する働きがあるとされています。
水ナスとは
水ナスの産地は大阪府の泉州地方が有名ですね。本来生食には向かないナスですが、水ナスは[ruby]灰汁[rt]あく[/rt][/ruby]が少なく甘みがあるので生食にも向いています。
水ナスの旬はハウス物で2月~8月。露地物で5月~11月とされています。
麻婆ナスの材料(2人前)
家庭で作るので、水ナスを油通しせずに作ります。豚ひき肉から油が出るので、サラダ油等を使わなくて済むので、ダイエットレシピにもなりますね。
材料
- 水ナス 2個
- 干し椎茸 1枚
- ネギの白い部分
- 生姜
- にんにく
- 豚ひき肉
調味料
- 豆板醤
- 醤油 大さじ2
- 酒 適量
- 砂糖 小さじ1
- 片栗粉
- 中華スープの素
- 胡麻油
麻婆ナスの作り方
水ナスと言えば、夏の間わが家では水ナスのぬか漬けを造ります。「夏にぬか漬け?大丈夫かいな、めんどくさいだろ?」と思うあなた、大丈夫ですよ。
わが家の糠床はもうかれこれ7,8年は使っています、しかもほとんど混ぜていません(笑)。
注:たまにはかき混ぜています(笑)。
100均で売っている透明のタッパーに糠床を入れて冷蔵庫で保管します。夏はしょっちゅう水ナスやキュウリを漬け込むので、その時ついでにササッと混ぜておきます。
冬はほとんど糠漬けを作らないので放置状態です。ぬか床の上の方が汚く変色してきたらきたない部分を取り除き、新しいぬかと塩・ヨーグルトを足して混ぜてやります。この方法でわが家の糠床はあまり手間がかかりません。
材料の下処理
ナスは1.5センチ角に切り、水に浸けてアクを抜いておきます。ニンニク・生姜・ネギはみじん切りに。干し椎茸は水に浸したままレンジでチンします。これもみじん切りにしておきます。
仕上げ
フライパンに豚ひき肉を投入、しっかりと炒めます。豚ひき肉から脂分が出てくるのでサラダ油は入れなくても良いと思います。焦げ付きそうな場合はサラダ油を足して下さい。
ニンニク・生姜・ネギ・豆板醤を入れて香りを出していきます。しばらくして水ナスを加えて更に炒めて行きます。
本当は油通ししておけば、柔らかくコクがある麻婆ナスが出来るのですが、家庭で揚げ物はやはり手間がかるし、水ナスはすぐにトロトロになるので揚げなくても美味しく出来上がります。ナスがしんなりして来たら、お湯を入れてしばらく煮込みます。
灰汁(あく)が出ると思うので、お玉ですくいます。中華スープの素を入れて酒・しょうゆ・砂糖・塩コショウで味付け。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけます。
仕上げにゴマ油を少々落とし完成です。
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麻婆水ナスレシピのまとめと感想
食べる時には粉山椒をかけるとピリッとして美味しいです。昼ランチならご飯の上にかけて食べれるし、夕食ならばご飯のおかずにもなります。おかずにする場合は、ナスを細長く切る方が箸でつまみやすいと思います。
この料理は麻婆豆腐の応用版です、麻婆豆腐が昼ご飯向きなら麻婆ナスは晩ごはん向きですね。